FAVRE-LEUBA RECTANGLE CHAMPAGNE ROMAN
ファーブル ルーバ レクタングル シャンパン ローマン。
こちらは1970年代の手巻きで、ムーブメントには累計200万個以上出荷され現在でも多くのブランドが採用しているスイス プゾー社のCal.7001(ETA社に吸収されましたので ETA/Peseux 7001とします)を採用しています。
このCal.7001は小さな薄型手巻きムーブメントの代表格と言って良い機械。ムーブメントの薄さはなんと2.5mmしかありません。また6振動(21600振動)というロービートムーブメントのため部品の摩耗がハイビートムーブメントに比べて少なく、構造もシンプルなため故障しにくく頑丈なんです。
またCal.7001は数多く市場に出回っているため、メンテナンスという点においても交換部品の心配がほぼ無いっていうのも良いですよね。
ファーブル ルーバと言えばダイバーズのバシィやディープブルー、山登り用のビバークなんかを思い浮かべますよね。この有名モデルだけ聞くと比較的新しいブランドなのかな?と思うかもしれませんが、何とファーブル ルーバは世界で2番目に古い時計ブランドなんです。(ちなみに世界最古と言われているのはブランパン)
1737年に会社の登記をした書類が残されていて、1755年創業のヴァシュロン・コンスタンタンよりも古い歴史あるブランドということは知られていないかもしれませんね。
1730年代っていうと日本は江戸時代とかですから、スイスの時計産業はいかに進んでいたかということですよね。1737年から現在まで続くファーブル ルーバはダイバーズなどだけでは無く、ドレス時計も良いのがあるんです。
ケースサイズは26mmx30.5mmとカルティエ タンク LMの23x30.5mmと比べても横が3mmだけ大きいだけでほぼ同じサイズ感です。
GPのケースはかなりキレイな状態です。ダイアルや針も良い状態ですね。
シンプルな2針にローマ数字のインデックス。ゴールド x ブラックのカラーリングは高級感がありますよね。しかも18Kでは無いのでお値段もお手頃。
カボションリューズ。
こんな感じで同系色のバングルなどのアクセサリーと合わせると纏まりがあってお洒落に仕上がると思われます。
同じレクタングルといってもケースデザインで印象は変わります。次は着用の雰囲気を見てみましょう。モデルの腕周りは16.5cmです。
大きすぎず、小さすぎずの程よいサイズ感。落ち着いたゴールドの色合いで嫌らしくない雰囲気です。
シャツスタイルにばっちりはまります。
手巻きのロービートでゴールドカラーが欲しいという方におすすめです。また手巻きが初めてという方にも使いやすい時計ですね。
ドレス時計でこの時計のような裏蓋がパカッと開くスナップバックと呼ばれるものは防水性が無いので、水気には注意してお使い下さいね。